遠刈田系

作田栄利 六寸

久々に町田の骨董市に行ってきました。

町田天満宮で、毎月1日に開かれている骨董市です。
梅雨の晴れ間で、日差しも強くけっこう暑い中、多くの骨董好きで賑わっていました。
こけ娘のお弁当を作って、洗濯物を干してからだと、どうも遅くなっちゃいます。
もう少し早く行けば、もっと欲しいこけしが、たくさんあるかしら。

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遠刈田系 作田栄利 作、六寸。
底に、「宮城県 遠刈田 作田栄利  六十六才」 を署名があります。
明治31年(1898年)生まれ、佐藤吉郎平の弟子です。
満年齢で昭和39年、数え歳だと昭和38年の作でしょう。
67才で亡くなっているので、晩年の作ですね。
「こけし辞典」掲載のような、丸顔の胴が太いものが欲しいのですが、
なかなか、良い状態で、しかも手の出るお値段のものに出会えていませんでした。
辞典には、昭和35年位から顔が長くなり…、とあるので、
鬢かざりと重ね菊の花びら部分が、ぴよぴよハネたように描かれるのも、その頃からでしょうか。
勝手に、「ハネてる時代」と呼んでいました。
「ハネてる時代」のものは、ピンとこなかったのですが、このこけしはキリッとしていて気に入りました。
町田の骨董市は、着物・古布などの業者さんが多いのですが、
今月は、こけしも沢山ありました。
やっぱりもうちょっと早く家を出て、マニアのおじさま達と張り合ってみよう!

佐藤護 六寸

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遠刈田系 佐藤護 作 6寸。

底に「護 五十六才」とあります。

佐藤護  明治36年生まれ、佐藤寅治三男。

「こけし辞典」にあるように、後年、作風が直助風な甘美なものになっていきますが、

このこけしは、まだその前のようです。

明るい表情のようで、眼点の描き方がかなり特徴的で、どこかあやうい表情でもあります。

今までよく見ていたのは、もっと甘い雰囲気のものだったので、

このこけしで護工人の印象が変わりました。

またもっと前の、「鴻」13号掲載の昭和16年頃のものは、細面でやわらかな作風です。

それも実際に見てみたいですね。

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このこけしを選んだ時もそうですが、こけ娘と同時に「これいいね!」と言う時があります。

最近は中学で部活に勉強に忙しくなってきたので、一緒にこけしを買いにいくことも減りました。

こけ娘は、私が選んで買ってきたこけしを、「いいじゃん」と一応は認めていますが、

いいこけしに出会って、これがいい!とドキドキするような感覚は、

やはり自分で選ばないと、味わえないと思うのです。

今は、ほかにも沢山見るべきものや、やりたいことがある時期だから、

いろんなことをやって、感性を磨いて、またこけしに帰ってきてもらいたいなぁ、と思います。

高幡不動ござれ市で 佐藤忠 8寸

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こちらも引き続き、高幡不動の骨董市で購入したものです。

遠刈田系 佐藤忠 作。 8寸。

昭和7年、青根温泉に生まれる。

こけ娘が今一番好きな佐藤菊治工人 の六男です。

父親について木地修行するも、新型こけしを作っていたが、

昭和30年以降旧型を作るようになる。

こけし辞典のこけし(昭和33年)は、新型の影響の大きい、

「かわいらしい」顔のものですが、

こけ娘の購入したこけしは、菊治を丁寧に写していて、

上手だと思います。

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すっかり、こけしの季節のようで、イベントが目白押しです。

横浜での、恒例のイベント

横浜人形の家「鳴子こけし祭り」

 日時:11月23日(金)~25日(日)
 時間:9:30~17:00
       (最終日は15時半まで)
 会場:横浜人形の家 2階 多目的室

 《参加工人》高橋義一、大沼秀顕、早坂利成、柿澤是伸

  <入場無料>


そして、昨年に引き続き、横浜人形の家では、

土湯こけし祭り:12月8日(土)、9日(日) 

弥治郎こけし祭り:12月22(土)、23日(日)

こちらも、行われます。

人形の家3階休憩コーナーなので、入館料が必要です。

こちらの実演工人さんも、昨年と同じ方でしょうか。

案内はがきにも、記載がないのですが、

情報がありましたら、追記します。

今年も、横浜に通えるかしら。こけ娘の行事とか、

…考えてみましょう。

 
 

たんたん即売会 2012.10 佐藤吉之助

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こちらも、先日のたんたん即売会で購入した

遠刈田系 佐藤吉之助、8寸。

五十才とありますので、昭和32、33年の作ですね。

底に、「虎」の判が押してありますが、前の持ち主の「蔵こけし印」でしょうか。

こけ娘はじめての、吉之助です。

 明治41年生まれ、大正8年から父、吉五郎につき木地修行。

 大正10年から昭和7,8年まで北岡工場で働き、

 その後各地を転々としてさまざまな職業につく。

 帰郷後の昭和22年から木地業を再開。(こけし辞典から抜粋)

吉弥の弟ですので、現役工人、哲郎さんの叔父ということですね。

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いままで、何度か吉之助作のこけしを見ていますが、

こけ娘が欲しいと言ったのは、これが初めてです。

これまでの印象は、瞼の湾曲がものすごく大きく、

大げさというか、やり過ぎ感があったのですが、

このこけしは、湾曲はありますが、

表情が落ち着いているように思えます。

こけ娘は、「ピンときた!」としか言わないので、

どう“いい!”のか、母がムリヤリ表現してみました。

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後ろ頭を撮りました。

手絡線の中央の蛇行線が、後ろに行くほど大きく、

遠刈田系の中でも、太く下方まで描かれていますね。

そして、布でみがいていてわかったのですが、

胴部分木地の円柱が、楕円になっています。

うちにあるこけしでは、新山左内の戦前作が、足踏みろくろのようで、

かなり楕円になっていますが、

このこけしは、そこまで古くはなさそうですし、

木地表面も、ざらざらではありません。

経年で、歪みがきているのでしょうか。

 

 

たんたん即売会にて 2012.10 佐藤菊治 

先日の「茶房たんたん」のこけし即売会に行きました。

この日は、こけ娘は習い事で帰宅が4時半過ぎたので、

帰りを待ち構えていて、ダッシュで高幡不動まで行きました。

いつもは日曜の朝に通う道を、暗くなりかけた夕方に通ると、

ちょっと違った景色です。

即売会は、1時からやっていたので、こけし好きの皆さまは、

早い時間に行かれた方も多かったようです。

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こけ娘が選んだ、佐藤菊治 6寸。

こけ娘の菊治では、初めての猫鼻です。

底には、年齢や、購入時期の記入はなく、製作年代は不明ですが、

「美と系譜」の年代変化によると、昭和5年の作風に近いので、

昭和40年代に自身で復元したものですかね。

上下のろくろ線が、紫で細い2本になっています。

菊治は、比較的年代変化が激しいようですが、

手元の資料で見比べられるのは、「美と系譜」の“年代変化”のみで、

これには、昭和30年代以降の写真が、二本しか載ってません。

もう少し、細かい資料がほしいな~。

このこけしの製作年、わかる方教えてください。

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こちらは、マスターからいただいた、

「青根 佐藤菊治 七〇」と署名あり。6寸。

「41年5月7日、青根にて」と購入者の記入もあります。

小寸こけし 佐藤富雄?

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先日、横浜アリーナでの骨董市で、顔なじみの骨董屋さんから、

「当然買うよね」という感じで手渡されて、当然買いました(笑)

署名の無い古い小寸こけし、工人さんを調べるの大好きなのです。

遠刈田系 署名なし 3寸。

戦前はないですかね。20年代くらいでしょうか。

佐藤富雄、富治海のどちらかだと思いますが、富雄でしょうか。

父親の文助ではないような気がするのです。

底の円周が、ぐるっと面取りしてあります。

この日、初めて横浜アリーナまで行ってみました。

顔見知りの骨董屋さんみんなから、「あれ、娘は?」と聞かれ、

「平日だから、学校ですよ~」と答えると、

「最近、お母さんの方が、こけしにのめりこんでるんじゃないの?」と、

ほぼ、みなさん同じようなセリフをおっしゃいます。

そんなふうに見られてるのね。笑

平日の骨董市は、こけ娘なしなので、

こけ娘好みのこけしを頑張って探してしまい、

「あ、これもいいかもしれない…。あ、こっちも…。」と

酔っぱらってケーキをたくさん買ってきちゃうお父さんのように、

選びきれず、余分に買ってしまうのです。

こけ娘が居る日は、かなり好みがはっきりしているので、

高評価だからとか、珍品、古さ、などでは選ばないで、

直感、好み、だけで買うのですが、

母は、「買っておいた方がいいかも…。調べてみたいし…。」とか

いろいろ考えちゃうんですよね~。

佐藤菊治 9寸

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こちらも、一つ前の「天野正右衛門作」と一緒に骨董市で購入しました。

遠刈田系(青根) 佐藤菊治 9寸。

こけ娘が最近とても好きなのです、佐藤菊治さん何本目でしょうか。

製作年がわかりませんが、69才セットより、こちらの菊治に近いですかね。

顔のシミと、胴模様の水濡れがちょっと悲しいですが、

こけ娘はあまり状態にこだわらないので、これでいいらしいです。

始めから骨董市での購入が中心なので、状態より顔だそうです。

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後ろ姿です。

こけ娘の持っているほかの菊治は、すべて後ろのあやめが1本ですが、

このこけしだけ、2本描かれています。

もっと大きい1尺のものも1本なのに…。

想像するに、1本描いたら左に寄り過ぎたから、もう1本足したとか?

それとも、菊治さんの気まぐれですかね?

日本こけし館、チャリティー入札で

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先日の鳴子ツアーにて、「日本こけし館」行われていたチャリティー入札に、

参加してみました!

なんと、4本入札して、4本落札できてしまうという、大変なことに(@Д@;

こけしが買えて、何が大変かって?それは、私のお財布ですよ、もちろん。

こけ娘にほぼ任せていたら、落札できちゃいましたけど、

払うのは私ですよね…。

ちゃんと、お支払しましたが、先のことを考えて入札しましょう。

写真、左奥から、小林誠太郎(山形系) 8寸、倉吉型。

佐藤菊治(遠刈田系) 6.3寸。

佐藤直樹(弥治郎系) 6寸。伝伍型。

前、小林清次郎(山形系)、1寸9本、こま10個セット。

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誠太郎の倉吉型は、桜満開と呼ばれる倉吉型の復元ですね。

うしろの、長いツン毛(?)もきちんと描かれていますし、

こけ娘の倉吉作では、ほとんど見えない後ろ姿の桜も、描かれていますね。

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なんと、菊治はまた六九才と底にあります。

菊治、69才三本セットのできあがり( ^ω^ )

左は土湯のアサヒ写真館で、右は友の会カナ?で求めたものです。

佐藤直樹作、伝伍型は、

最近こけ娘が、佐藤伝・伝喜・伝伍の兄弟が気になるそうなのです。

清次郎さんのセットは、元々は1寸10本セットだったのでしょうかね。

9本って、ハンパじゃないですか?

左の1本だけ材が異なるようなので、8本セットに1本おまけ、みたいなかんじ?

このセットを入れるえじこ型小物入れがほしいです。

清さんにお願いして、作っていただくべきかしら。

鳴子から土湯 二日目に買ったこけし

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鳴子こけしまつりの次の日、土湯温泉の「アサヒ写真館」にて購入しました。

遠刈田系 佐藤菊治さん、7.5寸。

底に、六九才とあるので、昭和38、39年の作でしょうか。

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こちらではもう1本。土湯系 渡辺定巳さん、7寸。

こけ娘初めての定巳さんです。

夏休み中に、こけしの整理をしたのですが、また本数数え忘れました。

棚には、こけ娘の好きな、佐藤菊治、秋山慶一郎、佐藤誠、高橋武蔵、佐藤伝喜を

前に出し、その後ろに系統別に並べてみました。

山形系は、ほぼ小林清次郎ばかりなので、前も後ろも清次郎!な感じです。

ほかは、鳴子、弥治郎が多く、続いて遠刈田ですかね。

棚の整理のあとも、ちゃくちゃくとこけしが増えているので、

また、ぎゅうぎゅうになってきました。

私の好みで買ったこけしは、段ボールのままですし。もう、立てるところありません。

古い?小寸こけし(さいたまスーパーアリーナ)

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このブログで、何度も登場するさいたまスーパーアリーナでの骨董市。

先日、ひとりで行ってきました。(こけ娘は学校)

こちらの、小寸こけし、遠刈田系1本と、山形系?2本。

「同じところから出た」と、お店の方が言っていた他の小寸数本が、

米沢の子守りこけしと、モンペこけしだったので、こちらも昭和20年代?と思われます。

どちらも署名はありません。

左の遠刈田系は、2寸。

円吉作かと思ったのですが、袖珍こけしの写真を見ると違うような気も…。

右2本の山形系、中央2寸。右 1.6寸。

栄蔵? 割れ鼻の上部が離れているので、誠太郎?

鈴木安太郎ということは?

いろいろ写真を見たのですが、小寸は特に手元の資料がとぼしく、わかりません。

この柄だと、米沢の工人不明っていうこともありますか?

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ツイートしたら、教えていただけたので、追記。

佐藤円吉と、小林栄蔵だそうです。

おお、一応どちらも最初の候補にあげてたぞ(*^-^)

円吉は昭和22年に亡くなっているので、それ以前ですね。

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