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こけ自習 渡辺求

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毎月書肆ひやねで開催されている一金会、今月のテーマは、渡辺求・蔦作蔵でした。

こけ娘の大好きな渡辺求ですが、平日は部活で遅く帰ってくるため、どうやっても行けないので、

うちで、勝手に自習することにしました。

弥治郎系 渡辺求。明治31年(1898年)生まれ。

かなり真っ黒ですが、持ってる中でもかなり古い底に昭和15年(1940年)と書き込みのあるものです。

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左がそのこけしです。

経年で黒くなっていて色もとんでいるため、撮影が難しくて、こんな画像ですみません。

どちらもよく撮れていませんが、二枚載せてみます。

底に「福島縣 岩代熱海 渡辺求 一九四〇.八」と、購入者と思われる記入があります。

底のツメ跡はなく、のこぎりで切りっぱなしです。

右は、製作年代の記入のないものですが、美術出版社「改訂版こけし」に掲載のものより、

古い気がするので、昭和30年頃のものでしょうか。

底に「磐梯熱海 渡辺求 作」との、署名があります。

ツメは、ゆがみのある円型で円に切れ目があります。

☆左は、花芯(おしべ)を緑色で描いたとみられます。全く残っていませんが。

 右は、帯状のろくろ線と同じく、墨で花芯が描かれています。

☆「こけしの美」95図の、昭和10年頃のものは、頭部正面の半円形の赤と緑のかざりの、

 すぐ横の髪が、後ろの髪と離れて描かれているのですが、

 この記事の左のこけしは、後ろの髪とつながって描かれています。

 右のこけしや、もっと後年のものもつながって描かれているので、

 牡丹を描くようになった頃からの変化でしょうか。

☆右は左に比べ、髪が中央に寄っています。

☆タートルネックとも呼ばれる首の受けの部分は、左の方が膨らみがあり、右は平に近いです。

::::::

細かい変化を観察してみましたが、やはり、渡辺求の魅力は、ばち鼻の時代でしょうか。

瞳が大変大きく、よく見ると上まぶた下まぶたより、はみ出すように描かれています。

今夜の一金会での写真のアップを楽しみに待っています。

みなさんがお持ちの求は、蔦作蔵ととても似ている時代のものや、

まだ、牡丹が描かれない時代のものなど、素敵なこけしが集まったんだろうな。

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